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床がぶよぶよになったら?修理方法や注意点を解説

2023年07月31日

床が経年劣化でぶよぶよになるケースは決して珍しくありません。
放っておくと最悪床が抜け落ちる可能性もあります。
そのため、放っておかずにできるだけ早く修理するべきです。

今回は、床がぶよぶよになった原因や修理方法について書いています。
さらに、DIYで床の修理は可能かを解説します。
床がぶよぶよしてきて悩んでいる方は、ぜひ参考にしていただき修理に役立てましょう。

床がぶよぶよになったら?修理方法や注意点を解説

床がぶよぶよになる理由は湿気や腐食による劣化

床がぶよぶよとしてきて歩くと沈む理由は、下地の劣化がほとんどです。
戸建て住宅の床は「床板」の下に下地があり、その下に「根太」という材木が縦に並べられています。
湿気による腐植で下地が劣化すると、床は支えを失ってぶよぶよとします。

重要なのは「床下の腐食がどこまで進んでるか」です。
下地までならば下地のみを貼り替えれば済みます。
しかしながら、根太や束石が腐食していれば、補修工事も大規模なものになるでしょう。

また、腐食以外に床がぶよぶよになる理由の中で、最も多いのがシロアリの被害です。
新築の家で床板がぶよぶよする場合は、シロアリの被害にあっている可能性も考えられます。

ぶよぶよになっている床を放置するデメリット

床がぶよぶよになっても、すぐに抜け落ちるわけではありません。
しかし、放置しておくと以下のようなデメリットがあります。

・フローリングの剥がれが生じる
・腐食の部位が広がって、修理する箇所が広がる
・修理費用が上がる
・家自体の寿命が短くなる

腐食やシロアリの被害は自然に修復することはありません。
放置しておくと被害が拡大して修理費用も上がります。
「最近、床がおかしいな」と思ったら、できるだけ早く状態を調査してもらいましょう。
早ければ早いほど修理方法も簡単で済む可能性が高く、費用も抑えられます。

床がぶよぶよになった場合の対処法を3STEPで解説

床がぶよぶよになった場合は、どのように修理すればよいのでしょうか?
以下では、修理を行う手順を3つのステップで紹介します。
床がぶよぶよしてきて、対処法に悩んでいる方は参考にしてください。

1.床がぶよぶよになっている範囲を調べる

床がぶよぶよになっている範囲と状態を調べましょう。
そうすれば、業者に修理を依頼する場合も見積もりが取りやすくなります。

「多少はふかふかするが、踏みこむとしっかりとしている」といった状態ならば、腐食している範囲は少ない可能性が高いはずです。
この段階で修理を依頼すれば、費用も少なくて済みます。

「まだ修理しなくても大丈夫かな」と思い込まず、早めに状態を確認しましょう。
思ったより腐食やシロアリの被害が進んでいるといったケースもあります。

2.業者に調査を依頼する

床がぶよぶよしてきたなと思ったら、床の修理を多く手がけた業者に調査を依頼しましょう。
ハウスメーカーの保証が付いている場合は、ハウスメーカー経由で業者に依頼してもかまいません。
なお、業者によって修理できる範囲は異なります。

腐食だと思って調査していたらシロアリだった場合もあるでしょう。
その場合、シロアリの駆除は専門業者に任せたあとで、再度リフォーム業者に修理を依頼しなければなりません。
思ったより時間がかかる可能性もあるので、その点も見越して早めに依頼しましょう。

見積もりに納得したら修理を依頼

優良な業者ならば、調査の結果修理が必要ならば見積もりを作成してくれます。
作成された見積もりに納得できたら、修理を依頼しましょう。

見積もりに納得できなかった場合は、別の業者に改めて調査を依頼して相見積もりをする方法もあります。
なお、相見積もりを利用すると修理業者の特徴はもちろん、地域の相場もわかるでしょう。

また、相見積もりを利用すれば、業者と価格交渉もできます。
ちなみに、あまりに相場より費用が高い業者はもちろん、費用が安すぎる業者も要注意です。
いいかげんな見積もりを提示される可能性が高いからです。

床がぶよぶよになってもDIYで応急的に修理できる

床がぶよぶよになったが、急な修理はできないといった場合はコンパネなどで補強すれば応急処置は可能です。
実際に、一時的な処置の方法をブログや動画で解説しているページもあります。

シロアリについても殺虫剤を使えば、一時的に被害を抑えられる可能性もあるでしょう。
ただし、これはあくまでも応急措置にすぎません。
根本的な解決はプロの業者に任せましょう。

2020年前後から高まったDIYブームにより、かなり難しい大工仕事も自分で行う方が増えました。
床のぶかぶかも自分で修理できると思うかもしれません。
しかしながら、床の下地の腐食などは単に修理するだけでなく湿気対策なども必要です。
個人で完全に対処するのは難しいので、専門業者に依頼してください。

まとめ

今回は、床がぶかぶかした場合の対処法について解説しました。
床下の腐食は経年劣化によって起こりやすい不具合の一つです。
特に、湿気の多いところに建っている家では腐食が起こりやすいでしょう。

また、シロアリは新しい家でも発生する可能性があります。
放置しておけば家そのもの寿命が短くなる可能性もあるので、床のぶかぶかに気づいたら早めに対処しましょう。