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ビルドインガレージの増築は可能!後付け費用や施工方法も解説

2023年03月28日

「ビルドインガレージはあとから増築可能って本当?」
「ビルドインガレージを増築する際に、注意すべき点はなに?」
上記の疑問を抱えている、ビルドインガレージ増築希望の方はきっと多いでしょう。

この記事では、ビルドインガレージの増築に関する情報を多数掲載しています。
記事を読めば、ビルドインガレージ増築時の注意点や、メリット・デメリットを把握できるでしょう。

ビルドインガレージ増築に適した工法や予算目安も、記事内で解説します。

ビルドインガレージの増築は可能!後付け費用や施工方法も解説

ビルドインガレージとは?増築前に基礎知識を知ろう

ビルドインガレージとは、居住空間のある住居の1Fに作るガレージを指します。
狭い土地を有効活用し、少ない面積で駐車場を確保できる点がメリットです。

インナーガレージとも呼ばれるこの駐車設備は、車1台当たり3〜3.5m幅が主流です。
奥行きは5.5〜6.5mが推奨されています。
作成するには、坪数換算では4〜5坪のスペースが必要です。

ビルドインガレージ増築|費用相場はいくら?

ビルドインガレージ設置そのものにかかる費用は、250〜300万円前後です。
上記に加え、家そのものの工事費やオプション設置費用も追加されます。

なお、これは1台分のビルドインガレージの価格です。
2台以上を設する場合、家の広さや作りにより大幅な加算がされる例も多いため注意しましょう。
工法やビルドインガレージそのものの構造次第でも費用は変わります。

さまざまなメーカーに相談をし、相見積もりを取って安く品質のよいガレージを建ててください。

ビルドインガレージを増築する方法

ビルドインガレージを増築する際に行うリフォーム方法は、主に以下の3つです。

・1F間取りを変更し土間コンクリートにする
・庭の一部を利用し住まい一体型のガレージを増築する
・スケルトンリフォームで住まい全体の間取りを変えてから、ビルドインガレージを作る

ビルドインガレージ増築には、スケルトンリフォームが適しています。
大規模なリフォームや耐震補強を施せるため、全体のバランスを確認しつつリフォームが可能です。

ビルドインガレージ増築|5つのメリット

ビルドインガレージ増築5つのメリットを、ここでは紹介します。

・車庫の防犯性が高くなる
・野外カーポートより車が汚れにくい
・屋内と接しているため荷物の上げ下ろしが楽
・愛車に関する趣味スペースを確保できる
・固定資産税を安くできる

各メリットをそれぞれ解説するので、ビルドインガレージ増築を考える際の参考にしてください。

1.車庫の防犯性が高くなる

室内の1Fに車を置くスタイルのビルドインガレージは、防犯性の高いカーポートとして人気です。

以下のような悩みを抱えている方に適しているため、当てはまる場合は増築を検討しましょう。

・盗難が多い地域で車を盗まれる心配を減らしたい
・車を誰かに触られたくない
・外から飛んで来る飛来物から車を守りたい

密閉された空間に車を駐車できるため、知らない人から中の様子を見られる心配もありません。
ビルドインガレージを増築すれば、ガレージ内で他人の目を気にせずのんびりと過ごせるでしょう。

2.野外カーポートより車が汚れにくい

野外に設置するタイプのカーポートは、横殴りの雨や黄砂などの汚れに弱いデメリットがあります。
一方、完全に車を囲う形のビルドインガレージは、雨風から車をしっかり守れるガレージです。

雨や風、黄砂・花粉などから車を守り、汚れを防ぎたい方にビルドインガレージは適しているといえます。
紫外線から車を守れるため、色あせを防ぐ効果を得られるのも魅力です。

3.荷物の上げ下ろしが楽になる

ビルドインガレージは1Fに増築する設備のため、荷物の上げ下ろしが楽になるメリットが期待できます。
家の玄関を駐車スペースに近い位置に設定すれば、重い荷物を気軽に室内へ運搬しやすくなるでしょう。

荷物を置くスペースをビルドインガレージ内に設置すれば、簡易倉庫としても使用できます。
置き配で受け取った荷物の一時保管や、日用品の備蓄場所としてビルドインガレージを活用してはいかがでしょうか。

4.愛車に関する趣味スペースを確保できる

愛車の手入れが趣味の方は、ビルドインガレージを設置するべきです。
車いじりの道具をガレージ内に設置し、メンテナンスや改造などを行うピットとして活用できます。

車以外の趣味スペースとしても、ビルドインガレージは活躍します。
室内で行うにはスペースが足りない趣味を、ガレージに持ち込んで行えるからです。
趣味を楽しむ隠れ家的スペースとして、ビルドインガレージをぜひ活用してみましょう。

5.固定資産税を安くできる

ビルドインガレージの設置で、固定資産税の節約効果が期待できるのを知っていましたか?
ビルドインガレージの面積が住居の5分の1なら、固定資産税の緩和措置が適応されます。

容積率の計算にビルドインガレージは含まれないため、固定資産税を節税できる仕組みです。
しかし、ハイグレードなビルドインガレージには緩和措置が適用されない可能性もあるため注意しましょう。

ビルドインガレージ増築|デメリットは視認性・防音性

ビルドインガレージは密室のため、中が暗くなりやすく視認性が低い傾向にあります。
そのため、車庫内で行動できるようライトの設置は必須です。
防犯カメラを設置する際には、暗闇の中でも撮影可能なものを選んでください。

ガレージ内で作業をすると、住宅内の部屋に騒音が響きやすいのもデメリットです。
排気ガスのにおいなども室内に流出する可能性があるため、換気を徹底しなければならない点にも気をつけなければなりません。

ビルドインガレージ増築時のポイントを解説

ビルドインガレージ増築時に押さえたいポイントは、以下の3つです。

・部屋の間取りをしっかり確認する
・シャッターや換気扇などのアメニティはしっかり設置する
・将来車を買い替える予定がある場合はサイズを考慮し増築する

ビルドインガレージを増築して後悔しないためにも、あらかじめ注意すべきポイントを確認しましょう。

まとめ

ビルドインガレージは新築限定の設備だと思われがちですが、実は増築でも設置できます。

車を雨風による汚れから守れるビルドインガレージは、趣味のスペースや物置として利用も可能です。
外から車が見えないため、防犯効果も期待できます。

スケルトンリフォームをはじめとする増築で、あこがれのビルドインガレージを手に入れてはいかがでしょうか。