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窓を塞ぐリフォームは可能?方法や注意点を解説

2023年10月13日

窓は採光や換気に欠かせませんが、時に断熱を妨げる可能性もあります。
その場合、窓を塞ぐことができるかどうか気になる方もいるでしょう。

今回は、窓を塞ぐリフォームが可能かどうか紹介します。
窓を塞ぐと家にどのような影響が出るか、DIYで窓を塞ぐリフォームができるかどうかも解説するので、参考にしてください。

窓を塞ぐリフォームは可能?方法や注意点を解説

窓を塞ぐリフォームとは?

窓を塞ぐリフォームとは、文字通り窓を塞いではめ殺しにしたり外壁にしたりする方法です。
窓は採光や換気のために家に欠かせない設備ですが、空き巣などの侵入口になるなど、防犯面での弱点でもあります。

また、家を建ててから時間が経って周辺環境が変化した結果、窓が採光や換気の役割を担えなくなるケースもあるでしょう。
このほか、家の前に人通りの多い道路ができて人目が気になるようになったなどのケースがあります。

このような場合も、窓を塞いだほうがストレスなく暮らせるでしょう。
窓の塞ぎ方は複数あり、家によって適した方法を選びましょう。

窓を塞ぎたくないけれど窓を開けたくない場合は?

換気はしなくてもよいけれど採光は失いたくない場合は、窓をはめ殺しにリフォームするのがおすすめです。
はめ殺しとはFIX窓ともいい、開閉ができない窓です。

今ある窓と同じサイズのはめ殺し窓があれば、リフォームも簡単におこなえます。
はめ殺し窓にすれば、防犯性能も高まります。

また、「外からの視線が気になる」といった場合はすりガラスにするなどの対応策があるので、リフォーム会社に相談しましょう。

また、もしかしたら再び窓を開けたくなるかもしれないといった場合は、窓の外にシャッターを取り付けて閉めっぱなしにするなどの方法があります。

窓を塞ぐ際の注意点

現在は電灯があるので窓がなくても特に生活に不便を感じないかもしれません。
しかし、窓を不用意に塞いでしまうと何かとデメリットが出てくる可能性もあります。
ここでは、窓を塞ぐ際の注意点を2つ紹介します。

採光と換気は窓を塞いでも大丈夫か?

窓が1つしかない部屋の場合、窓を塞いでしまうと採光や換気ができなくなってしまいます。
窓がない部屋を作る場合、ドアを複数作って開け放って換気をしたり換気システムをあらかじめ組み込んだりします。

しかし、家の完成後に窓を塞ぐ場合、採光や換気に問題が出る可能性があるでしょう。

換気はサーキュレーターなどで補えますが、採光は一度窓を塞いでしまうと取り戻せません。
採光のない部屋は単に光が入ってこないだけでなく湿気が溜まりやすいなど色々な問題が出てきます。
前述したように、窓を開けたくないだけならばはめ殺しの窓にするなどの対応がおすすめです。

また、窓のない部屋にしてしまうと、建築法上その部屋は「居室」として使えずに、何かと不利な扱いを受けます。

湿気は大丈夫か?

窓がない部屋は湿気が溜まりやすくなります。
窓を塞いでしまうと空き家にカビが発生しやすいのと同様です。
現在の家は機密性が高いので、一戸建てでも窓を塞いでしまうと部屋にカビが発生する可能性が高まります。

窓を塞いだときはよくても、梅雨時から夏にかけてカビが生える可能性もあるでしょう。
窓があったときも湿気が気になっていた場合、湿気対策をしっかりとしたうえで窓を塞いでください。
窓を塞いだことで発生する湿気の場合、除湿器などでは対応できないケースもあります。

窓を塞がなくても防犯性を高めることは可能

防犯性の向上を目的として窓を塞ぎたいと考えている場合、以下のような方法も検討してみましょう。
窓を完全に塞がなくても防犯性を上げられます。

・格子をつける
・シャッターをつける
・強化ガラスをつける

窓を一度塞ぐと元に戻せないので、この方法が使えないか検討してみましょう。

DIYで窓は塞げる?

現在はDIYの人気が高まっており、かなり高度なリフォーム工事もDIYでおこなう方も増えています。
インターネットを検索すれば、窓を自分で塞いでみたといった記事や動画もヒットします。

外にシャッターをつけたり格子をつけたりするようなリフォームや、窓の外にパネルを貼って目隠しをするようなリフォームならば個人でも可能です。

しかし、窓の枠を取り去って完全に埋めてしまうようなリフォームは、個人では難しいでしょう。
DIYは工務店などに頼むより格安なイメージがありますが、材料を一からそろえるとそれなりに高価です。

また、専門家に依頼したほうが耐久性も高く長持ちします。

無理にDIYしようとせずに、プロに依頼したほうがメリットは大きいでしょう。

まとめ

今回は、窓を塞ぐリフォームの方法ややり方、種類、注意点などを紹介しました。
窓を塞ぐリフォームは、リフォームの中でもややマイナーですが、外からの視線が気になったり、防犯性が心配だったりする場合はメリットがあります。

しかし、窓が持つ役割は大きいため、本当に塞いでいいかどうかリフォーム会社とよく相談して決断しましょう。

窓を一度塞ぐと元に戻せませんので、慎重な判断が大切です。
格子をつける、すりガラスに変える、はめ殺しの窓にするなど複数の方法があるので、よく検討してください。