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エクステリア工事と外構工事の違いや費用相場について詳しく解説!

2024年01月12日

住宅の新築やリフォームにおいて、建物の外観やデザインの一貫性を維持するためには、エクステリア工事が重要です。
エクステリアはまさに家の外側における「顔」であり、適切な計画が不可欠といえるでしょう。

初めてエクステリア工事に取り組む場合、工事内容や費用相場についての理解が不足している場合があります。

この記事では、エクステリア工事の内容や費用相場、そしてエクステリアと外構の違いについて詳しく解説します。
家の外観を整え、理想的な住環境を構築する際に知っておくべきポイントに焦点を当てているので参考にしてください。

エクステリア工事と外構工事の違いや費用相場について詳しく解説!

エクステリア工事と外構工事の違い

「エクステリア工事」「外構工事」などの言葉を耳にした経験があると思います。
エクステリアは外構と訳されるので、同じ意味で使われるケースもあります。
実際に以前はすべて外構工事と言われていました。

しかし、近年の狭義では外構とエクステリアは異なるものとして用いられています。
外構とは、建物の外回りの門やフェンスなどの構造物を指します。
具体的には、ブロック塀、U字側溝、土間などです。

一方のエクステリアは、家の外側の空間全体を指します。
玄関までのアプローチをはじめ、庭やウッドデッキなどが含まれます。
デザイン的な要素まで含まれるのが特徴です。

エクステリア工事とは?代表的な5つの要素と費用相場

では、実際エクステリア工事とはどのような工事なのでしょう?
ここからはエクステリア工事の代表的な5つの要素とその費用相場について解説します。

1.門まわり

門まわりにおけるエクステリア要素には、門扉、門柱、ポストなどが含まれ、これらは非常に重要です。

門扉は出入り口に設置され、家の正面に位置するため、第一印象を左右する重要な要素とです。
施主にとっては感情移入しやすく、素材としてはアルミ、木製、アルミ+樹脂などがあり、多様なデザインが提供されています。

一方、門柱は門扉の横に配置され、通常はここに表札やポストが取り付けられます。
費用相場は、15万~50万円です。
門まわりのエクステリア要素は、家の印象を大きく左右し、その選択には慎重な検討が必要です。

2.フェンス

フェンスは、家のまわりにある柵や囲いのことです。
通行人や隣地などからの視線が気になる場合は、目隠しできる高さのフェンスを選べばプライバシーを守れます。

例えば、ブロックを1.8mまで積み上げて目隠しをしようとすると、重量も重くなり圧迫感を与えます。
そこで、腰より上の位置をアルミフェンスで覆えば、圧迫感がなくなり風通しも良くなるでしょう。

ただし、ある程度は外から中が見えたほうが防犯性を高められるのも事実です。
フェンスの相場は20万〜80万円、塀の相場は50万〜110万円です。

3.アプローチ

アプローチとは、門扉から玄関までの通路を指します。
門扉からアプローチ、玄関までのデザインに統一感があると雰囲気が出ておしゃれです。素材には敷石や砂利、コンクリート、インターロッキング、タイル、レンガ、枕木などがあります。
素材によって工事の方法やデザインが異なり、ときとして繊細な工程が必要です。

家に来た方が必ず通る場所なので、デザイン性はもちろん、歩きやすさや安全性も十分に考慮して選びましょう。
アプローチの費用相場は30万〜60万円です。

4.ガレージ・カーポート

ガレージやカーポートはデザイン性だけでなく、車の出し入れを簡単で安全にできる設計が大切です。
運転が苦手な場合や道路が狭い、見通しが悪い、交通量が多い場合には特に配慮が必要です。

カーポートとは、屋根と柱だけの簡単な車庫を指します。
駐車できる台数や、道路との接し方、冬期の積雪量、防火・準防火地域かどうかで選ぶカーポートが変わるので、施工会社に相談して決めましょう。

ガレージは車を格納する建造物を指します。
地下ガレージや、建物内部に駐車スペースを設けるビルトインガレージも人気です。
ガレージの費用相場は60万〜250万円、カーポートの費用相場は10万〜55万円となっています。

5.テラス・デッキ

デッキ・テラスは必ず設置しなければならないものではありませんが、日々の暮らしを豊かにしてくれます。
家で過ごす時間が増えてきた近年、活躍するケースも増えてきました。

テーブルやイスを設置してアウトドアリビングとして憩いの場にするなど、さまざまな使い道があります。
自宅にいながらアウトドア空間を楽しめるのはもちろん、洗濯物を干すのが容易になるなど生活上の実用性もアップします。

ウッドデッキの費用相場は15万〜50万円です。

エクステリア工事に建築許可は必要?

エクステリア工事は、「とび・土工工事業」のため、「建築一式工事以外の建設工事」に該当します。
しかし、請負金額が税込で500万円以下の工事は「軽微な建設工事」のため許可は必要ありません。

一般的にエクステリア工事は500万円以下の場合が多いですが、税込500万円以上の場合は必ず建設業許可が必要です。
また、500万円以上の工事の契約を分けるのも不可です。

まとめ

エクステリアとは、家の外回りの空間全体を指します。
対象となる設備には門扉や門柱、アプローチ、フェンス、デッキなどが含まれます。
これらの工事内容や費用は施工業者によって異なるので、事前に相見積もりを取って詳細を確認しておきましょう。

理想のエクステリアデザインの実現には、早めの計画が大切です。
また、最適なプランを考えるために、知識や実績が豊富な専門業者に相談してはいかがでしょう。